英語の文法はどうやって勉強したのか?

中学や高校で文法は学ぶ。
過去や現在形、時制の一致、現在完了や過去完了… 今や、あまり思い出せないくらい遠い記憶になっている。
誰かに言われれば、「あ、それ習ったよ」と思い出すかもしれない程度の記憶。

私が文章を書く時、文法を気にしているかと言うと、実は全く気にしていない。
日本語と同じ。 日本語で文章を書く時、日本語の文法を気にするだろうか?
日本語に文法ってあるんだっけ?くらいの意識しかない。
英語の場合は、そこまで気にしないわけではないが、まあほとんど気にしない。
普段、まったく気にしていないと言っていい。

じゃあ、どうやって、“正しい”英文を書いているのか。
文法を気にしていないとしても、なぜ結果として文法的にも正しい英文が書けるのか。
それは日本語と同じ。語感、文章(話)の流れを気にして書いているから。

英語の語感や文章の流れをどうやって身に着けたのかと言うと、それは過去に習った文章を無意識の領域にまで落とし込んだ、としか言えない。
こんな話を読んでも、ほとんどの人はピーンと来ないかもしれない。
そう、文法を気にしない程度のレベルにならないと、この話はピーンと来ないだろうと思うのです(笑)
決して自慢しているわけではありませんよ…自分の体験を言っているまでです。

英語の話の流れと、日本語の話の流れは違うことが多いです。
一つ例を挙げてみますね。
親しい友人の間の会話。
 「え、昨日デパートに行ったの!よりによって。そりゃ大変だったでしょう。日曜だし、天気も良かったし、混んでて。うん、それで、何、買ったの?」
英語で同じような話は次のようになると思います。
“Oh my, you went to the department store yesterday! Why did you go there yesterday? It must have been crowded. It was Sunday and was a fine day. And what did you buy?”

これは一文ずつ翻訳するつもりではなく、その情景を全体的にただ英文で書き留めたものです。この話はとても簡単な話なので、ほとんど翻訳に近いですが、直訳とは少し違う文章だと思います。
もしこれが、高校の英訳のテストなら、50、60点留まりかも。
「よりによって」、「そりゃ、大変だったでしょう」は直訳していません。ニュアンスを捉えているだけです。その他、語順も違っています。
この英文の文法?基本は過去形の文章。
must have beenは文法的に何というのか?さあ…

英語の例文を一つ一つ音読して暗記していくと、文法なるものが自然に体に染み込んでいくのです。そして迷ったときにだけ、文法書を開く。それでいいのではないかと思います。
私の本棚にも分厚い文法書はあります。先日、進行形過去完了ってどういうのだっけ?と、ちょっとその本を開いてみました。

この話の結論は、「繰り返して、その文章のニュアンス、雰囲気を体に染みこませる」でしょうか。 私はそうやって“文法”を身に付けました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です