定年退職された後の趣味として、英語を再度勉強したい、できれば英語が話せるようになりたい、と思う人もいると思うのです。私の知っている人の中にもそんな人が数人いますから。で、なんかいい方法ないですか、なんて聞かれたりします。
うーん、いい方法ね?いろいろな方法があると言えばある、ないと言えばない、 なんて言うと、ちょっとバカにされそうな雰囲気になりますね。
自分も含め、もっとうまくなれないものだろうか、と自問自答することは多いです。
マジックのような良い方法があれば、ホント、最高だろうに。
パソコン大好き人間の私なので、いつもパソコンの画面を見ているのですが、いろいろな宣伝にぶつかります。それぞれに良さそうな特徴がありそうだが、いずれも試してみたことがない私としては何ともコメントのしようがない、というのが正直なところ。
いい方法かもしれないと見えても、最低1年は試してみないと、その有効性は分からないだろうと思うのです。
私なりにいろいろ考えても、特別な方法はなさそうに思います。
80歳になろうとする今でも、特別な方法は思いつかないし、まあはっきり言って、マジックのような方法はない、と断言しておきましよう(笑)。
中学生や高校生なら、どんな方法でもいいから、数年試してみる価値はあると思います。ベストかどうかは別として、試して特に損はないと思うのです。
でも、高齢者になっているのなら、いろんな方法を新しく試してみるのも億劫なので、今までやってきた「自分のやり方」を続けることが一番無難でしょう、そう思います。
「自分のやり方」って、どんなものだったか少し吟味してみて、もし必要なら過去のやり方に多少の改良を加えてみるのもいいかもしれません。
まあ、そんなところでしょうか。
数年前、結婚したての頃の私の妻の随筆を見たことがあります。
当時英語がよくできたと思われていた私と結婚したので、英語がうまくなる特別な方法を実行しているのだろうと思ったそうですが、結局分かったことは、何のことはない、ただ朗読したり、単語を高校生のように暗記しているだけだったので、がっかりしたという趣旨の内容だった。
何故か苦笑。
今現役のサラリーマンなら、会社や担当の職務内容とそれに関連した想定問答集を英語で作成し(自分で書き上げるのですよ)、それらを暗記するまで口ずさむ、というのはベターな方法(ベストな方法?)の一つかもしれません。
でも、仕事から引退している人の場合、それも該当しないでしょう。
最低限、黙読はやめて、音読(朗読)を中心にすること、心に思ったことは英語に直してみる、は大切かと思います。